取材レポート-記事

2024.12.27

多奈川ビオトープ、秋の自然観察会に参加してきました!

   秋も深まる11月中旬の土曜日。本格的に冬が来て生き物たちの活発な動きが見れなくなる前に今回は大阪府最南端・岬町の多奈川地区多目的公園の中にある多奈川ビオトープに行ってきました!
   今回は、「自然を丸ごと味わおう! In多奈川ビオトープ ~恒例 秋の自然観察会~」というイベントに参加しました!

※過去取材レポートにて、多奈川ビオトープと野鳥観察会について詳しく記載しているためチェックしてみてください。
詳しくは→
https://www.fly-kix.jp/efforts/report/article/2023/02/24611/
https://www.fly-kix.jp/efforts/report/article/2023/06/24628/

   多奈川ビオトープのエリアは、民間の取組み等によって生物多様性の保全が図られている区域として、今年3月、環境省より「自然共生サイト」の認定を受けました。生きものの生息環境の創出・保全のため、普段は立入禁止となっていますが、定期的に、一般開放デーということで「自然観察会」が開催されています。所要時間は1.5時間程度で、ビオトープ内を歩きながら、動植物を観察していきます。
   自然観察会では日本ビオトープ管理士会近畿支部のスタッフ及びボランティアの方々による動植物の説明を無料で聞くことができるため、初めての方でも気軽に参加できますよ!
   過去の活動は日本ビオトープ管理士会 近畿支部より確認できます。

   今回は秋恒例のイベント開催日ということで、自然観察会では、2つの班に分かれ、ネイチャービンゴを楽しみながら、葉の裏や木の枝などに隠れている昆虫を見つけて、スタッフの方の解説を聞くという流れでした。
   私が参加した班では、まず、木の葉の上を這う1匹のカタツムリを見つけました!最近都会ではカタツムリの姿をあまり見なくなったので、子どもたちも興味津々な様子。スタッフの方が「カタツムリにはオス・メスの区別がなくて、それは他の個体と出会ったときにすぐに卵を産めるためだよ」と豆知識を教えてくださいました。カタツムリはゆっくりと動くので、お相手を見つけるのも大変なんでしょうね。

   次に、こんな時期になんとセミの抜け殻を見つけることができました!スタッフの方が「おなかの真ん中に出っ張りがあるからこれはクマゼミの抜け殻だよ」と教えてくださり、子どもたちはさらに盛り上がっていました。また、ふかふかの土の中に隠れている天然のカブトムシの幼虫を見せてくださり、生育環境がよいのか、そういう種類なのかは分かりませんが、想像以上の大きさでびっくりでした!また、ススキやヒメガマの穂、アキグミの赤い実やドングリなどを集めている子どもたちもいました。
 


                         カブトムシの幼虫                                                            ヒメガマの穂


   また今回は、陸地の生き物だけでなく、池の中の生きもの観察にも挑戦!「池の中には何がいるの??」ということで、スタッフの方が池の中に仕掛けていた「もんどり(捕獲網)」を引き上げて見せてくださり、捕獲された水生生物をみんなで観察しました。ギンブナ、ミナミメダカ、スジエビ、ヤゴ、ミズカマキリ、それにウシガエルの幼生などもいて、池の中には様々な水生生物が生息しているんだなと感じました。
 



自然観察会の様子


多奈川ビオトープ池

   自然観察会の後は、間伐材を使った「小枝のもっくん」と「木製コースター」づくりや、小枝を使った輪投げ、今話題のモルック(フィンランド生まれの遊び)などを思い思いに楽しみました!
   多奈川ビオトープでは、春夏秋冬様々な動植物を観察することができ、たくさんの知識を教えてくださるので、皆さんもぜひ、自然を満喫できる多奈川ビオトープの自然観察会に参加してみてはいかがでしょうか。

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