1期事業・2期事業について
1期事業について
開港年月日 | 平成6(1994)年9月4日 |
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面積・施設等 | 滑 走 路:A滑走路3,500m×60m 空港島面積:約510ha(平均水深:18m、埋立土量:1.8億㎥) 主な施設 :第1旅客ターミナル、空港連絡橋 |
場所 | 泉州沖5kmの海上 |
事業費 | 1兆5,623億円 【内訳】1期事業:1兆4,582億円/1期事業PARTⅡ:1,041億円 ※PARTⅡでは、旅客ターミナルビルの増築やエプロン増設、地下水対策等を実施 |
資金スキーム | 無利子資金30% 有利子資金70% ※有利子資金は関西国際空港株式会社が調達 |
2期事業について
供用開始日 | 平成19(2007)年8月2日 |
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面積・施設等 | 滑 走 路:B滑走路4,000m×60m 空港島面積:約545ha(平均水深:19.5m、埋立土量:2.7億㎥) 内、竣工済は約525ha(※北側連絡道路等が未完) 主な施設 :第2旅客ターミナル(LCC専用旅客ターミナルビルとして平成24(2012)年10月オープン) ※2期事業計画対象外 |
場所 | 1期島から200m離れた沖合 |
事業費 | 1兆4,200億円 ※限定供用までの事業費 9,071億円(内、施設整備は636億円) |
資金スキーム 施設整備(上物) | 無利子資金30% 出資金(国:民間=2:1) 有利子資金70% 政府保証債、特別債、財投機関債、民間金融機関借入等 ※有利子資金は関西国際空港株式会社が調達 |
資金スキーム 用地造成(下物) | 無利子資金55% 出資金・無利子借入金(国:地方公共団体=2:1) 出資金:無利子借入金=30:25 有利子資金45% 政府保証債、特別債、財投機関債、民間金融機関借入等 ※有利子資金は、関西国際空港用地造成株式会社(平成24(2012)年7月1日に新関西国際空港株式会社に合併、解散)が調達 |
2期事業の役割
2007年8月2日 第2滑走路がオープン
2007年8月2日、第2滑走路が供用開始され、「複数滑走路+完全24時間運用」という日本で唯一、世界標準に適った基幹国際空港が誕生しました。
※当面、平行滑走路を供用するために必要不可欠な施設(平行滑走路、平行誘導路一本、南側連絡誘導路他)の整備のみを実施 (限定供用)。
第2滑走路供用開始による効果
混雑時間帯にもスムーズな離発着が可能に
午前10時台や午後1時台の離発着はたいへん混雑しており、これ以上の発着要請に応えることが困難でしたが、第2滑走路の供用開始により容量が拡大するため、航空会社や利用者にとって利用しやすいダイヤ編成や増便が可能になりました。
完全24時間空港へ ~国際貨物ハブ空港へ~
第2滑走路供用開始前は、週に3日、深夜時間帯の3時間程度、滑走路を閉鎖してメンテナンスを行っていましたが、2本の滑走路のメンテナンス時間をずらすことで、完全な24時間運用が可能になりました。容量の拡大に加え、深夜のメンテナンスクローズがなくなることで、拡大を続ける航空貨物需要に対応し、深夜早朝貨物便に強みを持つ関空がますます大きな力を発揮しています。
世界初の海上空港
関空は、騒音問題を避けるために、海上を埋め立てて造られた世界初の空港です。
その高い技術が評価され、米国土木学会(ASCE)から、20世紀を代表する世界の建造物のうち、空港、高層ビル、大きな橋などの部門ごとに最もすぐれた事業を選ぶ「Monument of the Millennium」(モニュメント・オブ・ザ・ミレニアム)の空港部門で選ばれました。関空以外に選出されたプロジェクトは、パナマ運河・エンパイアステートビル・ゴールデンゲートブリッジなど世界でも有名な建造物ばかりです。