取材レポート-記事
2023.06.30
みさき公園のこれから
みなさんは、岬町にあるみさき公園をご存じでしょうか。みさき公園は、動物園やイルカショーが有名な施設でしたが、管理運営者であった南海電気鉄道株式会社が、事業継続は困難と判断したため、2020年3月末をもって運営から撤退いたしました。
みさき公園入口
閉園後、岬町は、新たなみさき公園の整備に向けて、公園整備運営等の事業者を募集し、2022年3月に優先交渉権者として株式会社ArkLE(アークル)(代表企業:カレイドジャパン株式会社)を決定しています。そして、同年9月に株式会社ArkLEと事業契約を締結しています。
【詳しくは】→カレイドジャパン株式会社HP 「大阪府岬町 (仮称)新たなみさき公園整備運営等事業に係る優先交渉権の獲得のお知らせ」
https://kaleidojapan.com/news/%e5%a4%a7%e9%98%aa%e5%ba%9c%e5%b2%ac%e7%94%ba%e3%83%bc%
ef%bc%88%e4%bb%ae%e7%a7%b0%ef%bc%89%e6%96%b0%e3%81%9f%e3%81%aa%e3%81%bf%e3%81%
95%e3%81%8d%e5%85%ac%e5%9c%92%e6%95%b4%e5%82%99%e9%81%8b%e5%96%b6/
【詳しくは】→岬町HP「(仮称)新たなみさき公園整備運営等事業に係る優先交渉権者の決定について」http://www.town.misaki.osaka.jp/soshiki/toshi_seibi/sangyo/aratanamisakikouen/3889.html
【詳しくは】→岬町HP「(仮称)新たなみさき公園整備運営等事業に係る事業契約の締結について」http://www.town.misaki.osaka.jp/soshiki/toshi_seibi/sangyo/aratanamisakikouen/4209.html
みさき公園整備にあたりMiLEX(Misaki Life & Ecological Experience:マイレックス) Projectが計画されているそうです。
MiLEX Projectでは、未来に向けて「つなぐ・つなげる」をキーワードに、63年の歴史ある公園を100年続く公園にリニューアルすることとしています。また、賑わい拠点としての機能を拡充し、人と生きもの、自然と環境の大切さを世界に発信していく拠点となる公園を目指すこととしています。園内には、ドームエリア、プレイリーエリア、ヴィラエリア、パブリックエリア等があり、動物園やホテルが整備される予定です。
【詳しくは】→岬町HP 「新たなみさき公園の整備に向けて」http://www.town.misaki.osaka.jp/soshiki/toshi_seibi/sangyo/aratanamisakikouen/3141.html
今回は、代表企業であるカレイドジャパン株式会社の方々が、みさき公園を視察される機会に、筆者も同行させていただきました!
当日は、みさき公園駅前から園内へ続く道であるパブリックスペースの計画地を歩きながら、園内に飛来してくる野鳥の種類やその他生物の生息状況等を観察しました。また、現在の園内の様子もご案内いただきました。
パブリックスペース予定地
コゲラの巣
視察中、同行してくださった日本野鳥の会や日本鳥学会の先生方にご教示いただきながら、野鳥や園内の植生を観察していきました。園内を歩いていくと、キツツキの仲間であるコゲラの巣を見つけたり、イソヒヨドリの姿を見たり、ウグイス、キビタキ、クロツブミなどのさえずりを聞いたりと、筆者が想像していた以上に野鳥を観察することができて驚きました。また、ハルゼミの鳴き声も聞こえました。先生方に伺ったところ、みさき公園内に20種類以上の野鳥がいたそうです!日や季節によって飛来してくる鳥の種類は変わるため、長期間の調査や整備は必要になるそうですが、みさき公園がより多くの野鳥などの生き物を観察できる拠点になってほしいですね。
みさき公園の観光灯台
灯台からの眺め
MiLEX Projectの施設オープン、今から楽しみですね。ぜひ、みなさんもオープン後は足を運んでみてくださいね!